天地人23話感想

天地人、ターニングポイントである23話「愛の兜」はいきなり、殿のターンから始まった。
今更ながら、上洛を渋りだす殿である。
落水での会談では、散々兼続に任せたあげく、最後に「上洛致す。」とどんでん返しを企てた殿が、である。
何故ですか、と理由を問われれば、謙信の夢を見たからだと言う。
「御館様は何も言わず、じっとわしを見ておられた。誠、哀しそうな眼で・・。」
多分、それ
「早く上洛しろよ!」って、怒ってたんじゃないか?御館様は。


とにかく、殿の反意をなんとかしないと、と集まる上田衆。
「困ったのう・・。」とは言ってるが、呑気に餅などあぶってるから、全然困ってみえない(笑)
パパイヤさんに至っては、上洛問題より「如何にまいうー加減で、餅に醤油を塗るか。」に没頭しているみたいだ(笑)
三成からの上洛を急く書状に「脅しのようだ。」と感じる泉沢
だが、兼続は「上杉家を思っての事だ」と三成のツンデレっぷりを解説する。
ここはキラーン☆と兼続の読みの深さを表したい場面なのかもしれぬが、私は桜井がさっきまで餅食べてた手で、書状を受け取った方が気になって、気になって(笑)
あの後、延々書状は回り、兼続の元に戻ってきた時は、醤油染みついてる方に100ギル(笑)


「殿は我儘を仰っているのではない。」
悩む殿の気持ちを「わしには分かる」と、したり顔で妻に語る兼続である。
てか、背景・雪+マフラーって、ダメだから(笑)
それ、某韓国スターの専売特許だから。
そういえば、弟もファーのマフラーしていたな。
もしかして、流行ってるの。春日山で(笑)


夫婦揃って、明るい灯の元、湯気の立つ汁を食べる夕飯。
幸せそうじゃないか。
暖かそうじゃないか。襟巻きも羽織もいらんだろう?
殿なんか、君がぬくぬく嫁とご飯食べてる時、薄暗い板の間で一人、刃見つめてるんだけど(笑)
「わしは上洛など、しとうはなかったのじゃ!!」
なんて、自害しかねないよ、殿は。案外思いつめるタイプだから。


さて、妻の進言に従い、殿を懐かしの上田庄へ連れて行く兼続。
良い案だと思う。
リメンバー喜平次&余六を出すのにふさわしいロケーションだと思う(笑)
一つ、気になるとすれば・・・
お供少なくね?
越後国主、無防備過ぎじゃね?
殿、兼続ラインはいいけど、なんで、ちゃっかり三番目にお船がいるの?(ドラマだからさ)


北高全祝に会い、すっかり昔の気分に戻る殿と兼続である。
「昨日の事のように覚えておる」の二人の応酬は微笑ましく、殿の茶目っ気が見れて嬉しかった。
今回のツッコミどころその一は納戸の場面である。
「開きませぬな。誰か人を呼んできます。」と去る兼続。
あれか?久々に初恋の人と二人っきりにしてやろうてか?
しかし、目論み叶わず、妙な空気を悟ったお船はそそくさと兼続の後を追うのであった(キョドり過ぎです、殿!!)
それより、何よりくどいようだが、殿は越後国主である。
小姓も付けず、一人ぼっちにするなってば!!(笑)
さて、開かない筈の戸が殿にかかると、スーッと開いた件であるが。


一 殿は凄い怪力
二 引き戸なのに、兼続は押していた
三 お船と二人きりにしようとした
四 よいではないか、細けぇことは


どれでも、好きなほうを選択して頂きたい。尚、「人を呼んできます」と去った夫婦が誰も連れてこないで戻ってきた件は触れてはならぬ。


今話は殿のサービスショットに満ちていた。
*膝を抱える殿
*羽二重姿の殿
*子供のように泣きべそをかく殿
*眠る殿の眼から零れ落ちる涙より、睫毛が気になって仕方なかった件
*てか、横顔キレイ
*外は雪なのに上半身裸!堪能せよ。堪能せよ。これが国営の本気だ!
*どこみればいいのかしら。凛々しいお顔?逞しい上腕二頭筋?胸筋?呼吸のたびに動く腹筋?くわっとなった指先? 某所にあったホクロ?

何より、殿と兼続が手合わせをしてる場面は眼福ものであった。
それを見ていた私の顔はお船以上に満面の笑みであった(萌)
甚だしく余談&下世話ながら、ちょっと一言。
兼続「殿は大きい!」
・・ちょっ!!兼続!!!!・・何を!!(あまりの自分の下世話さに、後でちょっと落ち込んだ)


気持ちを切り替えて、今話のメイン、「愛の兜が出来るまで」である。
愛・華・信・仁・・・
数々の言葉を書いた半紙が広げられていたが、あの「愛」の文字の位置から推察するに、多分兼続は「漢和辞典」(ないから/笑)か何かを見ながら、順番に文字を拾い上げたのだろうか。
時代のリーダー兼続であるから、当然文字順は「50音」である。「いろは」などではない。
愛の位置の理由はそれである。
決して、単にお船が手に取りやすいから、あの場所にセットしたのではない。
そう思わせてくれ。
だって。
上田庄行きも兜も妻の意見に従いましたじゃ・・・のう?
さらに加えて、何故兼続が時代のリーダーなのかであるが。
兜の文字を決めるにあたっての兼続の台詞のせいである。
「心にぐっとくる。」
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・ぐっと?
・・・ぐっと・・・だと?
今、ぐっとって言った?兼続!?
「よいではございませぬか。ぐっときております。」
・・・・・・・・・・!?
お船!貴様まで!?
ナウい」夫婦だな、君達・・・・。時代を先取りしすぎだろう。
時代を先取りで思い出したが、幸村もそうだった。
「退屈じゃ!」と縁側でめざしをほおばる幸村。
何をしてるかと問われれば「自宅警護じゃ!」
・・・・幸村くん。
平成ではね、それを「ニート」って呼ぶんだよ?
てかさ。
兼続。
前立ての字はそれじゃないだろう。
「殿」それでいいじゃないか。
「強そうに見えぬ?」
大丈夫。強そうに見えないかもしれないが、得体の知れぬ怖さはあるぞ。


最後、いよいよ上洛準備も整い始めた。
すっかり妻に頼りきりの兼続、奥方・側室への土産をお船に任せる。
お船「お任せ下さい。上方の商人に手を回し・・」
・・・手を回す?
何の陰謀を企てたんだよ、お船!!!


そして5月。
いよいよ、上洛である。
殿が雄々しく立派にお話されている。
だが、兜が気になって、身が入らぬ。
何で、一人づつ立ち上がって言うんだよとか、どうして幸村が当たり前みたいに混じってるんだよとか、君、頭一つデカイよ、後ろの人君の後頭部しか見えねぇよとか、色々あるがまぁよかろう。
早く、兜を見せるんだ!!!


ゴゴゴゴゴゴ・・・「装着っ!」
シャラ〜〜ン「変身っ!」
シャキーン「愛の戦士・兼続、見参!!」
分かる。
よく分かる。
「愛の兜」デビューはこの物語の節目といえるイベントなのは。
分かるけれどもぉおおおおおおおおおおおおおお!!
光を従えての兜装着場面に殿のサービスショットも吹き飛んだ。
何をしてくれるんだ、兼続。
流れるOPテーマに愛☆兜記念SPで、もう1話始まるかと焦ったじゃないか!
てか、あれか。
「今までの40分は全部兜の為のプロローグでした」ってか?
何はともかく。
兼続の愛の兜は予想を上回る素晴らしいインパクトだった。強烈過ぎて脳髄に焼きついた(笑)
ありがとう。
これだから「天地人」はやめられない。
いや、待て。
今回のベストショットはそこではない。
直後の「愛の兜パレード♪」だろう。


ごめん。
本当にごめん。



腹イタイ



今、思い出しても可笑しくて、煙草むせた(爆)
何の罰ゲームだよ!
何で、そんなに得意げな顔で練り歩いてるんだよ!
誰か止める人はいなかったのかよ!
泉沢が半笑いに見えるのは私だけか!?
兼続のあの姿を見て「ご立派です!」と誉めそやす家臣。あなた方の方が立派だよ!(爆)
見たかったなぁ・・あれを初めて見せられたときの殿の顔。

最後であるが、毎週の天地人のお陰か「ツッコミ」を覚えてしまった家族。
殿の兜を見て一言。
ヘラクレスオオカブト?」
なんて事を言い出すのか。
あれはロケット。
イザって時は発射するんだよ。



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