天地人40話感想ちょっと投げやり

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*「Kimagure 一輝」怒涛の更新!
そっくりさんて誰なんだとか、ドッチボール!?見える・・誰よりも嬉々としてボールを投げる北村さんが・・とか妄想爆裂である。
それより雨ニモマケズ・・・とロケに入る北村さんが心配である。
てか・・・・ダメですよ。
殿がお名前間違えては(笑)


天地人40話・上杉転落感想】



対最上戦にて、最前線に特攻し、味方軍の発砲する銃弾をかいくぐったミラクル兼続であったが、ついに撃たれた今回のアパンである。
「仁義なき」なんてあおりで入るから、「おうおう家康のタマ取ったるでぇ!」と意気揚々と上洛したら、まんまと返り討ちにあったって意味なのか?と思ったぞ。
最後、007入っちゃってるし(爆)
そっちがそうくるなら、こちらも思い切り言わせてもらう。


一体、何をどうしたいんだ?制作側は。


さらにぶっちゃけて言うと、今回の40話。
一番面白かったのが、このアパンである(もうね、毎週楽しみで、楽しみで♪)
さらにさらに、本当にイライラしたので正直に言うが、何故40分も粗筋みせられなきゃならんのかと、幾度も席を立ちそうになった。
三成がいなくなったとたんにコレか。
そんなにこの主人公の物語は書きにくいのか。
そもそも出発点から間違っていたんだから、終わり間近になって、収集つかなくなるのは仕方のない事なんである。



【上杉上洛】


関が原後、ついに家康と上杉の直接対決1ラウンド目である。
「さあ、どう謝るのか見てやろう」とほくそ笑む家康に対し、「謝罪は無用と存知まする。」と殿。
「はぁ?じゃあ打ち首か取り潰しになるけどいいんだな!?」と迫る家康に対し、殿はあの秀吉をも泣かせた必殺「黙り込み」を発動。
仕方が無いので、家康、兼続に話を振る。
要するに、「君のとこの殿、いくらでも黙るから、ここは代わりにお前が喋れ。謝れ。のこのこ着いてきたって事はそういう役目なんだろ?」
ところが、っていうか、やはりそこは正義のヒーロー兼続。


謝るどころか、「俺は間違ってない!」と言い出しやがった!!


わざわざ喧嘩を売りにきたとしか思えぬ展開。
いつ「打ち首じゃぁあああああああ!」と言われるかヒヤヒヤしたが、そこは家康。
「流石、上杉。天晴れじゃのう。」と皮肉る。
「正義が上杉にあるとすれば・・・何故負けた?」


家康の正論に兼続、涙目でござる(笑)


「義とは恐ろしい方便じゃの」
・・・・・・・・ああっ!
それ一番言いたかった!私が一番言いたかった言葉!
「過ちを過ちと認めぬ事が、おぬしらの義、かの。」



スカッとした(笑)
家康。
よう言った。



【今週の見どころ】


あったっけ?そんなトコ?と思われるかもしれんが、あるんだな。
家康にけちょんけちょんに言い負かされ、しょぼ〜〜んとする兼続と殿の縁側での酒の場面。
一切の会話は無い。
だから良かったんじゃね?という囁きはおいといて。
兼続に酒を注いでやった後の殿のかすかな

「フ・・。」

あの表情だけで、十の台詞以上の重みがあった。
「いいわぁ・・流石だわ。」ううむと見惚れた「フ」であった。


ところで、あの際の殿と兼続の座り位置だが。
逆じゃね?
主従逆転してね?
・・・・もしかして。
あの殿の「フ・・。」は・・・・
「フ・・ついに上杉を兼続に乗っ取られてしまった。」の「フ」!?
「御館様には申し訳ないが、御館の乱より上杉は兼続によって好き放題乱されてきた。そしてついにはこの有様。わしはもう疲れた。」の「フ・・・」!?



【負けず嫌いってレベルじゃねぇぞ

上杉家存続の為に!と兼続が一計を案じる。
「我が直江家を差し出しまする。」
WAO☆障子の後ろが水族館みたいでロマンチック〜〜〜とぼんやり見てる場合じゃない。
このままでは直江家が途絶えると、婿に入った兼続自ら売り渡すのか。
「俺、元々樋口家だし」ってか?
さて、直江を差出しますなんて殊勝な事を言い出したが、そこで収まる兼続ではない。
「いざとなったら、上杉家全員で特攻してもいいんだぜ。おっと、仲間だっているからな!」
脅しか、兼続。
そんなに謝るのがイヤか、兼続。

敵対していたとはいえ、やっと戦乱が収まったというのに、また戦を起こす気か。
君の愛と義は上杉に対してのみなのか。


【なんの伏線なのか】


急に良い人になってしまった正則と秀秋である。
そこまでは想定内だった。
だが、まさか。
あそこで秀頼に上杉存続を言わせるとは!?
さて、義の上杉、いや正義の化身☆兼続が大阪の陣にて、何と言い出すのか見ものである。
結局、兼続が直江状を送った者達が、上杉存続の為に奔走してくれたわけだ。
送って良かった!直江☆状!!
そんなコピーが頭に浮かんだ(苦笑)
直後、「ね〜?俺はそこまで見越して、書状を送ったんすよ。」な兼続のどや顔が浮かんでちょっとイラッとしたけど(笑)


【秀秋死す】


秀吉・三成に味を占めたのか、またキャラ死にでやけに尺を取っていた。
秀秋でこんなに。三成であんなにだったからには、兼続の時なんて2話にまたがって尺を取るんじゃないかと今からドキドキしている次第である。
「礼等いらぬ。当たり前の事をしたまでじゃ。」
うん、ありがとね、秀秋。
でも、そこは当たり前じゃなくて、「詫び」だから。あの関が原での事は決して忘れないから。
直江状・・・そなたらの義に感動した。教えられた。」
教えられた挙句に裏切ったんですね。秀秋。
てか、来週は兼続パパが死ぬのか!
残り六話・・・こりゃ毎週誰か死ぬな。


【今度は米沢にGO!】


120万石から30万石という衝撃に揺れる上杉家臣。
そこへ、兼続が悠々と登場。
既に兼続の心意気は主君。
殿の座する場に仁王立ちである(笑)
全ての責は我にあり!と詫びるのかそれともどんな言い訳を・・と思いきや
「義と愛だけでは食うてはいけぬ」


お前が言うか!?



一番、それ言っちゃいけない人が言っちゃった!!
てかさあ・・・
それ、やっと今!気がついたのか?兼続・・・。
さらに「来たいやつは米沢に来い!俺がどーんと引き受ける!」て。
「痛みを分かち合うしかない」とか言い出しちゃったが、それは実頼パパへのリスペクトか?
てか、まだ実頼いるのか。
いつ出奔するんだ?


【いざ、出発】


兼続に代わって私が言おう。
米沢出立の日の兼続の「これは・・。」の後、飲み込んだ言葉を。
「これは・・・多すぎる・・・!」
てか、なんでそんなに驚いてるんだよ。
当日まで誰がとかどのくらい来るかとか把握してなかったのか?
なにそのきょとん顔。
兼続のサプライズバースディパーティのノリか。
しかし、上杉家臣は呑気だな。
「皆で出発じゃあ!」
「えいえいおー!」
だもんなぁ・・・・。
まぁ、裏を読むと
「皆で出発じゃあ!」(皆!やはり私の愛と義は間違ってなかったのだな!)
「えいえいおー!」(ニートになるくらいなら、少ない禄でもついてくぜ!)
だろうな。おそらく。


次回41話は「上杉の生きる道」なんぞどっかで聞いた事のあるようなタイトルである。
ざっくり粗筋言うと、兼続の娘お松と本田正信次男が結婚。
跡継ぎは自分と思っていた子供店長がショック→色々あって兼続の愛を信じる子供店長→これでお役目終了と兼続パパ死亡。
ってな感じである。
相変わらず殿の出番が少なそうで、ワタクシ少々おむずかりである。



風の外側感想】


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今更ながら、感想書いてなかったので。
北村さんが演じるのは主人公・趙聖文の兄貴分・田丸修である。
趙はまだだが、田丸はずばりヤクザである。
なので、久々に北村さんの凄む姿が拝める。
斜な立ち方と吊りあがった眉に「ご無沙汰です!」とそれだけでウキウキしてくる。
予想より出番は多目で「あっ、また♪」と喜びも多し。
(「同窓会」での数場面でも喜んじゃうんだけどね。余談ながら、同窓会では最近ほっそりした北村さんばかりなので、「あれ?こんなにガッチリしてたっけ?」ちょっと驚いた。こちらの場面は少ないがロマンチックな場面とノリの良い感じを見せていただき、ちょっとめっけものである)

さて、話を「風の外側」に戻して。
筋は未見の方の為、割愛するが、見どころはやはり・・・「歯止め」だろうか(笑)
公開間近の頃、映画雑誌にて「ソフトクリームに難儀した」記事を読んでいたので、勿論そこも注目しちゃったんだが。
やはり、メイキングを見ると「歯止めが効かん・・・」を凝視&拝聴してしまうだろう。
あの監督が「今の良かったよ。」と唸るほどの演技であったのは勿論、最後の最後までアクセントに四苦八苦される怖いほど真剣な姿がやはり一番の見どころだろう。


見終わった後、ふともう一度と思うような、しっとりとみたい映画作品である。