天地人42話感想

天地人42話「将軍誕生」感想】


今週のアパンは「一度はこう言いました」であった。
ええと、これは主人公への痛烈なる批判なのかい?
「義」「義」言ってるが、筋も折り目も通ってないことへの?
残り少ないのに今更だが、大河タイトルは「直江 兼続のわんぽく立志伝」とかのタイトルが良かったんじゃないのか?


今週のタイトルは「将軍誕生」であった。
私的には「菊姫死去」なんだが。
まあ、これをタイトルにしちゃうと見る前にバレバレなんで、「泣いた景勝」で良かったんじゃないかと(笑)
サクサク進めたいので、いらぬ場面の感想は割愛。
気になる場面のみの感想にて御免。


子供店長の出番が多い】


※高熱で瀕死の竹松だが、日焼けのせいか、めっちゃ元気そうに見えた件
※いくらなんでも筆頭家老の兼続の家で薬代にも事欠くってありなのか。
※このままではもう!の竹松の病状。しかし、京から母・お船が戻ってくるまで持ちこたえる。結構元気じゃないか。
※パパ兼続がどんなに心配してたとしても、ママお船には叶わなかった件。めげるな兼続、君は殿一筋で生きろ。
お船帰還の際の竹松「ハ・ハ・ウ・エ・オ・ア・イ・シ・ト・ウ・ゴ・ザ・イ・マ・シ・タ」電文読んでるのかよ。
※ま、直江家の子供達は全員早世しちゃうんですけどね。


【殿のラブレター】


『息災でおるか・・』で始まる殿の文である。
ガーベラチックなBGMの中、殿の文を読み上げる声が響く。
『なれど春ともなれば・・』
雪を見やって、そう呟く殿の言葉にキュン。
菊姫を想う心がスッと感じられた場面であった。
ごちゃごちゃと周りが騒がないでも、伝わる演技もあるんである。
・・・殿、随分胸元が開いておりますが、寒くはございませんか?
そして、菊姫喀血。
ついに死亡フラグ発動。
「米沢に伝えてはならぬ!」
ここで、お船を米沢に返した制作側の考えを把握。
はは〜〜ん、そういう事かい。
菊姫はそう命じたが、誰かこっそり「奥方様はそう申したのですが・・」的にお船辺りに文でも送れよ。


仙桃院が極妻に見えた】

永遠の若さを誇る天地人おなご衆であるが、ついに仙桃院が歳を召した。
眼が据わってる。怖い。
「側室を」の言葉に執念を感じる。
側室、側室、しつこいから、「私の側室は兼続です!」とでも言っちゃえば?殿。
ここで、「側室の事はどうするつもりか」と再三言われ続けたであろう質問をされる殿。
「菊と最後に会うてから、もう二年となりまする。はよう逢いたいと想うておりまする。」



きゅん・・・



・・・・・・愛。
兼続、これが「愛」なんだよ!!!!!!
てか、君ね。3人も子供作るて。
ちったあ、殿に遠慮しろ(笑)
それとね、澄まして「俺、自ら石とか運んでんだぜ!」アピールもいいけど、殿の酌しよう、な?


菊姫倒れる】


菊姫倒れる!の一報が入る。
あの時の殿の黒目の動き。北村さんの十八番である。
今は将軍謁見を控えた大事な時!と、家臣に諭され苦悩する殿。
兼続「殿、行かれませ!」
え?と驚くが「すまぬ。」と菊姫のもとへ向かう殿。
思いもかけず、殿の乗馬がまた見られて嬉しい。
今回はまた騎乗方が違うのね♪
「菊ーーーーー!!」とマントと投げ捨てる仕草、焦り顔、全てがカッコイイvvv
旅装のまま、着替えもせず、菊姫の部屋に走りこむ殿である。
「菊!何ゆえ知らせてくれなんだのじゃ!?」
「さような事より!」


どーん


菊姫、力すげぇええええええ(笑)


殿が吹っ飛んだでござる。
吹っ飛ばされた殿の「ええ!?」きょとん顔に突っ込むべきなのか(愛らしいのう。愛らしいのう)
それとも、死期近い筈の菊姫の馬鹿力にたまげるところなのか。


さて、菊姫「世継の為にも、側室を!」と訴える。
それに殿は「養子を迎えるつもりじゃ。」と答える。


ここで、再びきゅん・・・てか、既に目がウルウル・・・。
殿。
それほどまでに菊姫を・・。
殿の言葉に一瞬、ハッとする菊姫であったが、気丈にも言い返す。
「今の上杉に養子など来ましょうか!」
これは「上杉の血を絶やすな。武田亡き今、せめて上杉だけは」の菊姫の意思ゆえの言葉なのだが。
ちょっとだけ「落ちぶれ大名」と言われたのかと、ギョッとしてしまった(笑)
今回の菊姫は美しさといい、気迫といい非常に見応えがあった。
あいにく出番が少ない姫であったが、出番さえもっと多ければもっとこんな演技が見られたのでは?と惜しまれてならない。
「上杉家を守るは殿にございまする!」
この辺りで、涙腺崩壊であった。
余計な事に大奥・華の乱での柳沢と染子の最後を思い出したりしたものだから、もう大変である。
「そなたの覚悟、しかと分かった。」
殿の言葉にようやくほっと菊姫が微笑んだ。
「それでこそ、この菊がお慕いした方でございまする。」
・・・・・ううう(泣)
「春になれば・・病も癒えよう・・。」
・・・・・・うわああんんん(号泣)


もう、今回ここで終わりでいいのに!!
【殿・菊姫名場面】
蛇足ながら、この場面での感想をもう少し。


菊姫「武田滅亡の原因は勝頼が側室の子だったから」
・・・・・・ええと、秀頼も側室の子ですよ、菊ちゃん?


※凄く良い場面で感動したんだけどね。
「菊ちゃん。何もこんな時に倒れなくても。間が悪いおなごじゃのう!」と、ちょっとイラッとした。すまぬ。なんたって、殿第一主義なもんで(笑)


【なんか変なの来たぞ】


※殿と菊姫の場面で流した涙が一気にひいた。
※兼続「これは、したり」だから、そのしたり顔をやめろ(笑)
※最近、当たり前のように遠山がいる件について
※兼続「それが上杉でございまする」ここ、ちょっと兼続をカッコイイと思ってしまった。く、悔しい(何故)
※家康「なんじゃその格好は」わしもそう思う。


で?
政宗のマントはなに?(ハラ痛い)
リスペクト☆鬼太郎なの?
一気に噴いた。焼酎を。
返せぇええええええええええ!!
私の涙をぉオオおおおおおおおおおおおおおおお!!

政宗はずっと「兼続大丈夫かしら?ハラハラしちゃう!」って様子伺っていたのか?
あの面白マント羽織って?



流石、奥州筆頭
弾けぶりが違いますな!!(爆)


てか、羽織っていたものを授けるって、それ家臣への作法じゃね?


ハッ!


家康殿!
伊達政宗、謀反の気配でござりまするぞ!?
政宗の謀反の気配に気を取られてたので、殿が江戸←→伏見間を3日で往復したワールドレコードの件はそっとしておくことにする(笑)


【意見分裂】


秀頼への年始挨拶を前に、菊姫死去の報が入る。
この伝令方、先の江戸屋敷の方と同じである。ええと・・・そういう係なの?
ここで、兼続又しても「行けよ、俺に後を任せろ」と発言。
前回の家康との謁見で「出来る!俺には出来る!」とまたも間違った自信を持ったらしい。
逆だろ。
ここは「お気持ちは分かりますが」と殿をなだめるのが筋だろ。
それともあれか?本気で上杉を自分のものだと思っているのか?
しかし、殿は「ならぬ。」と賀正の謁見を優先させる。
これは、菊姫「上杉家を守るは殿にございまする」のせいなのかと、また思い出し泣きをした。
さて、ここからが問題の場面である。
ここは私の中でも意見が真っ二つに割れ、いまだにどちらと決めかねる。なので、2パターン書かせて頂きたい。
ちなみに、謁見に向かう殿と兼続が何故スロー演出になったのかは分からぬ。
バチスタ手術に向かうつもりだったのかも知れぬ。


Aパターン
泣かないで、殿・・・・。
ついに嗚咽を堪えきれず、言葉に詰まる殿。
殿の揺れる肩と背中が、既に慟哭していた。


愛していたんですね。


「如何した、中納言。」
秀頼の問に口上を続けようとするが、唇は震えるばかりで、言葉を紡ぐことが出来ない。
もし、無理に開けば「菊・・」そう言ってしまいそうで、開けない。
戸惑う空気の中で、兼続が主従の務めを果たす。
「春を迎えられました事をお慶び申し上げます。」
秀頼君のご立派な姿に我が主は感無量となりましたと、この場を繋いだのだった。


殿にもらい泣き、兼続の主従愛に感動した場面であった。


Bパターン
いや、泣くなよと。
やるっていったんだから、完璧に挨拶を遂げろと。
いきなり、嗚咽漏らしだして、何事かと思ったよ。
Aでは殿を見上げる兼続の顔が「殿!お気持ちお察しいたします!」と共に泣いてしまうんじゃないかと思われる表情に見えるんだが、Bで考えると「え?何!?こいつ!?どしたん!?ヤベー」に見えるから不思議♪
そして、殿に代わっての口上の続きを述べる兼続に「やっぱり、兼続は名☆通訳☆」のキャッチコピーが浮かぶのであった。

あそこはね。
ちょっと妄想しちゃうけど。


「殿!ご立派でございます!!」と泣けてしまうような凛とした姿を見せて頂きたかった。
時折、兼続が案じる視線を投げる中、堂々と謁見をすませる殿。
見ている側は「菊姫が死んだと聞いたてるのに、冷たくない!?」と思えるほどのクールな態度を見たかった。
そして、謁見が終わり、「殿、伏見へ参る仕度が」と殿の部屋に来る兼続。
襖をあけると、
「菊・・・・・・・・・・・・ッ!」
と、咽ぶ泣く殿が。
絶句する兼続に気付き、何事も無かったように立ち上がる殿。
控える兼続の前で足を止め
「この後、宴の席が設けられてると聞いた。すまぬが、兼続、わしは出られぬ故、宜しく頼む。」
「ハッ」
「すまぬ。」
「私にお任せを!殿、ささ、お早く!奥方様が待っておられまする!」
唇を噛み締め、頷く殿はそのまま無言で廊下を進む。


こういう風じゃダメだったのかのう。



さて、次回43話「実頼出奔」タイトルでまんまネタバレなんだが、それよりもっと気になる事が。
お船が赤子を抱いていたんだが!?
息子か?殿の子なのか!?
42話→43話の間で何があったんですか、殿!
次回43話「側室設けたら、あっという間に後継ぎが産まれたでござるの巻」乞うご期待!!


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