龍が如く・劇場版2

前売りがあるなら、回数券があったっていいんじゃないかい?
そんなバカな事を考えるほど、劇場に日参しております。
私の行くシネコンでは現在一日5上映。朝から晩までスクリーンで桐生@北村一輝が黙々と『漢』を演じております。
5上映って。
・・・・住めというのか、劇場に(違)



龍が如く 感想】


(ネタバレあり)



これはマニアだからか、性格なのか。
他の方の書く感想とは微妙に違う展開であろうことを先に申し上げておく。
まずは、私的見どころ


・桐生ちゃんのこだわり。
真島のにーさんのクレイジーな衣装に対し、クールビューティな桐生。
しかし、ベルトと靴(ブーツ)が蛇柄である。なおかつ、ジャケットの裏に注目。般若ですよ、般若。
きっと、桐生ちゃんはオーダーメイドなんだろな、と 劇中アクションで上着がはためくたびにニヤニヤ。


・背筋に電流 銃撃アクション
元から、銃が好きなんだが、桃源郷においての銃撃戦は本当に良かった!!
歴戦を潜り抜けてきた男、桐生がハッ!と危険を悟り、ソファ裏に飛び込む(このヒラリ!がまた・・)
「よっしゃ!真島にーさんとのガチンコや!」
と、ワクワク感を祭り気分に変える真島にーさんの叫び。
「桐生ちゃぁ〜〜んv ダブルヘッダーや!」
もう、愛。この映画は桐生と真島の愛(笑)
報われぬ愛ゆえに暴走する真島にーさんと「それはマズイっすよ!にーさん!」の桐生との愛。これ勝手に確定。
そう思ってみれば、裕美や錦山の「扱い」にも頷ける(笑)
降り注ぐ、大量の銃弾に今まで寡黙さで押し通してきた桐生ちゃんも流石に目を見開く。
前髪も乱れ、封印してきた北村エロス炸裂v
滅茶苦茶攻撃されてるのに、「にーさん!裕美知りませんか!?」
桐生ちゃん!何、聞いてるのん!?(大つっこみ)
「自分で探せや〜〜」
しっかり、真島にーさんもお返事するんである(爆)
ホント、君たち仲良いね(笑)まるで虎の子供がじゃれあってるようである。
さあさあ、そんな屈折した見方をしてる場合ではない。
それからが最高に好きな場面なんである。
一撃必殺・形勢逆転で、桐生ちゃんもショットガンを構えるのだ。
書いてる今でも脳内HDDに焼きついたその映像が甦ってるので、うまく文章にならないが、この時の桐生ちゃん、いや、北村さんの色っぽさをなんといえばいいんだろうか。
事態は緊迫の場面である。
なのに、倒れこみながら銃を撃つ北村さんの眼がエロ過ぎる。
大きく見開いた潤みがちな瞳と長い睫毛のせいか。必死に食いしばる口元のせいか。その無防備な足の開き方のせいなのか!?
てか、北村さん。
私なら。
「行け!」と言われりゃ、銃弾真っ最中でもつっきります。


・S的嗜好ってやつですか
さて、連戦連勝の桐生ちゃんだが、ついに真島にーさんにやられちゃうんである。
振りかざされる金属バット(流石、本物壁がベッコリ)逃げ惑う桐生ちゃん(ただ、二回目の金属バット攻撃の際、微妙に可愛い事を北村さんがしているような気がする。壁に食い込んだ金属バットが落ちそうになるんだが、さりげなくさりげなく、それを北村さんが押さえてるんである/笑 まぁね、撮り直しはイヤだもんね)
めった打ちにされた時のうめき声。ドアで攻撃された際のうつろ加減の瞳。苦しげな口元。
・・・・・あのね、たまんない(バカめ!)


勿論、他にも北村さんがパンチを繰り出す際の肩の筋肉の盛り上がりだとか(ホントに格闘系やってる人の筋肉の動き)、スウェイの際の爪先立ち、なによりうっとりする蹴りの極上さなど、どんだけ書く気だよ!と、つっこみ必須なほど、想いは溢れているのだが、今更そんな事に触れずとも北村ファンの方はしっかり鑑賞なさったであろうから、割愛する。
ただ、
あのね。
ものすごく「流石だわ・・・。」
と、見惚れた仕草があったのを言ってもいいだろうか。
予告トレーラーでも見ることができるのだが、町をさまよう桐生ちゃんが(あれって、ドッグフード探してったって事かい!?)、周囲を見回した後、スイ・・と向こうをむくんである。
その時の北村さんの顎の角度が絶品。
『その筋のもん』の動かし方なんである。
・・・・・・惚れた。やっぱり凄い。



どうなんだろう。
私は三池作品そのものが好きなせいか、この映画は結構楽しめたんだが。
惜しむらくは、裕美と錦山の描写の無さ加減。そして、サブストーリの多さ。
サブ一つ一つは良いと思う。
田口トモロヲさんの演技は相変わらず素晴らしいと思ったし、遠藤憲一さんのあの贅沢な使い方には度肝を抜かれたし、松重さんの飄々加減も素敵だった。
だが、わがままを言わせてもらえば、もう少し北村さんに台詞が欲しかった。ゲームキャラ・桐生一馬は確かに無口な・無表情な男だけれども。
桐生が如何に「伝説」なのか見たかった!真島にーさんが活き活きと描かれていたので余計そう思う。
てか、岸谷さんの真島最高。
ゲームファンである家人の感想は「北村さんで真島観たかったなぁ」だと言う。
「あの人なら最高にクレイジーだと思うんだ」
確かに私も上映前までそう思っていた。
だけど、
ここであえての「引き」の桐生を北村さんが演じてくれて良かったと今、思う。
クレイジーな北村さんなら容易に想像できる。
しかし、こんな「静」の北村さんは貴重だと思わないか?
正直「悪人好き」の私は「物足りない」んじゃないかと危惧していた。「勿体ないよ、キレない北村さんなんて」とも思っていた。
そして、北村さんの演じた桐生一馬を観て
「ああ、カッコいいや、こんな役も。」
正統派を演じた北村さんに感慨を覚えたのだ。



と、なんだかここまでマジメに書いておいてなんだが(しかも長い)先日の「月光音楽団 後編」について。
あのね(これ、口癖/笑)
ビール2リットルは飲みすぎ(爆)
出汁について語るときの北村さんの呂律がかな〜〜〜り危うかったのは酔っていたせいなのか、デフォなのか(笑)
凄い、心配しちゃったじゃないか。
「北村さん・・・・トイレ大丈夫かい?」
あとね、
深夜、TV前で「あ〜〜んされたい!あ〜〜んされたいぃぃぃ!!!」と、もんどりうって叱られた(家人に)
うん。
「北村さん、飲みすぎ!!」と、つっこみつつも私もワイン2本目だったんで。




龍が如く Play Station2 the Best

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GALAXY

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龍が如く2

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