16話天地人感想

ひょっと時間が出来たので、ざっくりながら「天地人」16話【信玄の娘】の感想など。
ちなみに今回笑いあまりありませぬ(芸人か)


仙桃院に深々と頭を下げる殿の切なさにいきなり胸きゅんの開始であった。
なんぞ、殿は申していたようだが、カットされたのだろうか。
あそこで、殿が「母上・・」と、言葉を詰まらせ、ただただ無言で頭を下げたら、それだけで「タオル〜〜!」になってしまったかもしれない。
しかし、殿に言ってもらいたかった台詞「此度の事申し訳ございませぬ」云々は兼続にもってかれた。仕方ないよね。トーク担当だもんね。
てか、殿の着物あれどうなの。
渋すぎないかい。なんであんなにつぎはぎみたいな柄なの?


殿と兼続のプレイルームと化してきた毘沙門堂の場面である。
いずれ兼続を家老にしようと思うと、伝える殿。
「めっそうもない事でございます!」
きっかけを作ったのは自分だと、拒む兼続。
しかし、殿ははっきりと言う。
「わしに力があったなら。誰が見ても明らかな謙信公の跡継であったなら。」
全ての罪は自分だ、と。憤りと慟哭が混じった口調で、そう言い切った殿であった。
ご立派でございます。凛々しゅうございます。翳りがちなその眼が麗しゅうございます、殿。
だけど、どうしてそこで話さなきゃいけなかったのですか。
むやみにエコーがかかって聞き取りづらいです。てか、どうみても密会してるようにしか見えなかったのは私だけか?


そして、今回のメインイベント、ご婚儀である。
キャー!殿カッコイイ!!思わずにへらにへらとTVににじり寄ってしまった。
美しい姫と並んだその姿はまるで、男雛と女雛のようであった。
「綺麗だなぁ・・。」
ほわん・・と二人の並ぶ姿を見ていたら、宴の場面になった。
「やるな!絶対にやるなよ!」ダチョウ倶楽部的な期待をしていたのに。
踊らないのか、どじょっこホイ♪・・・・・。
あそこで、「殿に嫁ごが!」と浮かれた上田衆が踊ると思っていたのに。
ついでに、兼続あたりが殿もひっぱり出しちゃえば良かったのに。
兼続「さあ、殿も一緒に!」
殿「いや、わしは・・。」
パパイヤさん「さあ、菊姫様も見ておりますぞ。ここは一つ!」
(よ、よーし・・)
殿「ど、どじょっこほぉおい♪」
菊姫「こ、このうつけがっ!!」

・・・・そうだった。菊姫はうつけがお嫌いであった。ふう。危ない危ない。婚儀の宴で短刀持ち出されるところだった。私がしたってどうする。



くだらぬ話を長々とすまぬ。
真のメインイベント前にちょっと戸惑っておった。
さあ、婚儀が終われば初夜でござる!(どーん!)
気がつけば、異様にテンション↑↑しちゃったらしく、TV前に仁王立ちしていた。だって、気分は荒ぶる鷲なんだもの。大丈夫!?殿!?ガンバレー!!だったんだもの。
生々しく、エロくならぬようちょっと実況風にここは書かせて頂く。


実況「殿、やって来ましたね。」
解説「似合いますね〜。羽二重。腰が細いですねぇ。」
実況「婚儀の時はちょっと機嫌悪そうに見えたんですが如何でしょう。」
解説「戦では歴戦の勇者でも、おなごにはオボコですからね。照れ隠しじゃないでしょうか。」
実況「なるほど〜。おおっっと。ちょっと襖の前で眼が泳ぎましたが!?」
解説「初陣ですから、緊張してるんじゃないでしょうか?」
実況「そう言われれば、若干キョドりぎみですね。お船の恋文の時のようですね。しかし、労いの言葉をかけてあげましたよ。優しいですね、殿。姫の方見れてませんけど。」
解説「今夜は休息ということ・・・ああっ!」
実況「おお!積極的です!姫の方が積極的に床に入りました!もしかして、菊姫、ノリノリ♪なんでしょうか!?」
解説「これは・・殿ちょっと驚いてますね。戸惑った後に、床の傍らに膝をつき、もう一度考えてますね。あっ!いきましたね!」
解説「ガバッとですね!いいですね、こういう事は勢いが大切で・・」
「「ああっ!?」」
実況「大変です。菊姫が!」
解説「動じませんね、殿。でも、ビックリしたんでしょう。正座してますね。」
実況「うつけなら、刺し違える気だったらしいですよ。そりゃ越後じゃない、岐阜にいると言ってやりたいですね。」
解説「そうすると濃姫いなくなっちゃうんでね。敵方に嫁入りしたら、初夜で刃物は様式美って事で。」
実況「今度は何があっても武田を助けろと迫ってきましたよ。どんな枕外交する気ですか、この姫は。」
解説「菊姫は気性のしっかりした方ですからね。しかし、相手が悪い。殿はその場限りの事は言わぬ方ですから。ああ、言わんこっちゃない!菊姫出て行っちゃいましたよ。」
実況「やはり、あそこで兼続でしょう。」
解説「そうですね。『恐れながら』なんて言いながら、御簾をまくって入って来ても彼なら違和感ありませんからね。彼は『ご安心召されよ』と勝手に約束しかねませんからね。しかし、怖いのは話が済んでも部屋から出ていかなそうな所ですね。『ささ、お気になさらず』なんて、したりかねませんからね。」
・・・・。
まぁ、その。
なんだ。
・・・殿。
どんまい・・・・(笑)



さて、予告で免疫ついていたので、サンバイザー家康にも噴かずにすんだ(笑)
なんで、春近いのに柿がなってるんだ?と首を傾げていたが
「上杉の動きがきになるのぉ」に「お前の頭の方が気になるよ!」とツッコミ入れてたら忘れた(笑)
今回、物凄くまともに物語が進んで、ツッコミがなくて困っていた。
が。
後半、怒涛のツッコミカーニバル開催であった。
「今日は天気も宜しいので、お庭に・・」
延々と障子に向かって、喋る兼続であった。なんのコントかと思ったよ(笑)
殿からのご機嫌伺いと言ってるが、どうせまた君の独断だろう?
てか、菊姫、一ヶ月て。
平成じゃそれをひきこもりって言うんだぜ?和睦に来たんだからもう少しなじもうよ。
ちょっと兼続がかわいそうになってきた・・・・
ねぇ。
ちょっと伺いたいんだけど。
どうして、当たり前みたいにお船がいるの?
君達、すっかり夫婦気取りじゃね?
む?もしかして・・・。


頑なな菊姫を心配してか、仙桃院のご登場である。
優しい言葉で菊姫を見舞うのだが。
「母上さまはそれで幸せなのですか。」
「せんだっても、華姫さまが。」
ちょっ!!!
菊姫。クラッシャー過ぎる!!
ピキーンと貼った空気の中、「ご覧頂きたいものがございますれば。」と兼続再び登場。
とはいえ、しょっぱな眼に飛び込んだのは兼続のみ。
なんだ?俺を見ろてか?と思っていたら、花だそうだ。
何故か、お船もいる(笑)なんで?(笑)君の屋敷はここじゃないだろう。
そんな事に気を取られていたら、兼続が語っていた。
「私一人をお責めくださいませ。我が殿は信じるに足る方でございます。」
そこに仙桃院も「この庭は」」と追い討ちをかける。
さらにお船まで「まるで華姫さまが」とかぶせてくる。


・・・はは〜〜ん。
君らグルだな?(笑)
殿があまりにも悶々としてるのを見かねて、一芝居うちやがったな?
そうとでも思わねばやっとれん。
雪割草一つで、そんなに懐柔されるもんかい(笑)てか、殿の嫁なんだから、不器用ながらも殿が雪割草を摘んで、菊姫に差し出すってのが見たかった。
「はぁ?」ってなる菊姫。そして、兼続劇団の一芝居なら、納得できたかもしれない(笑)


さてさて。
中盤「もしや?」と思ったが。
やはり的中。
お船夫に死亡フラグである。ちなみに吉江のおじちゃんもである。
憎まれ役が急に良い人になる。
・・死ぬんだよねぇ(しみじみ)てか、いきなり兼続派になっちゃって、なんでそうなったのかがわからないんだけど。脳内補正として、黒・兼続パパが何か画策したのか?


今回一番のお気に入り場面がやってきた。
縁側で、酒を酌み交わす殿と兼続である。
「お菊がもうしておった。越後の夜明けは美しいと。」
のろけですか!殿!
つまり、うまくいったんですね!(下世話・・・)
祝杯ってやつですか!
なんだか、着物の質も上がってますよ!
もう一献、一献と酒を出すやりとりで、最後に「わしじゃ」「これはしたり。」となったのが、秀逸だった。
こういう軽妙なやりとりがもっとあれば、見ていて楽しいのだが。


兼続の昇進と同じく、他の上田衆も昇進していた。
待ってくれ。
めでたいとは思うのだが、名前変えちゃうのか!
ようやく顔と名前が一致してきたのに!また、覚え治さにゃいかんやないかい!!(泣)
てか、パパイヤさん!?パパイヤさん呼ばれてないんですけど!?
ざっくりと言いながらもまた、ダラダラ書いてしまったので、残りはサクッと。
お船夫、死すである。(人死んだのにサクッとってどうよ?/笑)
スローで去った瞬間、「ああ、死ぬんですね。」と苦笑しちゃったのは内緒だ(笑)
お船夫、最後の言葉は「上杉を頼む」であった。
大丈夫。兼続はしっかりと上杉を守ってくれる。ついでにお船も守っちゃってくれるぞ(笑)


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