天地人21話&22話感想

【狗】 (7/4・5上映 奈良県桜井市民会館 )
北村さんのお姿がちらり。
・・・こういう役は貴重なんである。近在の方は既にチケット発売開始されておりますので、是非。
余談ながら「何故、河瀬監督は北村さんを?」と思っていたのだが、コチラで既に北村さんを起用していたのであった。
素に戻って、「よう喋りはる」北村さんが楽しい作品である。


【鈍獣】
6・7・8月と新たに公開の劇場が追加された。
未見の方は是非。


【三成の涙 1/2続き】

飛び出す殿。続く菊姫。さらには仙桃院に挟まれ、前門の虎・後門の狼状態の兼続であった。
一方その頃、直江屋敷には狐が訪れていた。
お船に案内された三成が
「流石、自慢なされるだけの事はある。確かに美しい。都にもあなたさまのようなおなごはそうはおりませぬ。」的な事を廊下で語りだす。
・・・・・・・・何を言い出すのか、三成。そういう台詞は秀吉の管轄だろう。
あまりのキャラチェンジに別の意味で箸が止まる私。
「まぁああああ♪」
一気にテンション↑↑になるお船
きょとんとする三成。いかんな、三成。
そこで君のキメ台詞「浮かれ過ぎです。阿呆にみえまする」とお船を一刺しだろうが。


場面戻って、春日山
こちらは抜き差しならぬ展開になってきていた。
孫はいつ産まれるのじゃとせっつく仙桃院
兼続、頼むぞ!と黙り込む殿。

「はよう医者を呼べ!何をぐずぐずしておる!」

「実はもっと大事な話が。・・殿。・・殿?」

さあ、今です!言うのです!と、殿に「きっかけ」を出す兼続である。
「無理だって!俺、言えないって!」とばかりに十八番のだんまりを決め込む殿である。
焦れた仙桃院に威圧され、兼続はとんでも発言をかます
「医者より前に謙信公にこの大事をお伝えせねばと。」
『えええええええええええええええええええええ!?』(殿・菊姫心の叫び)
兼続!
問題を先送り&さらにややこしくしてどうする!?
てか、上杉家家老ともあろうものが、謙信に「嘘の報告」しろと言う?
流石、遺言の捏造に加担した者は違うのう(笑)
「そうであったのう。景勝、急ぎ謙信公に申し上げましょう♪」
真実を知らぬ仙桃院はいい。
「はっ!」
だが、殿。
「はっ」じゃないよ、もう!菊姫が物凄い顔で睨んでるよ(笑)
勢いにつられて、ニコニコ孝行息子の顔で、後をついて行きそうになった殿だが、「いかん!?」と気付き、華麗なターンで座敷へピットイン。
「どうするのじゃ、ますます言い出しづらくなったではないか。」
いや、あの、殿。
兼続に「どうするのじゃ」て。
殿に「どうするのじゃ」と聞きたいわい。
そして、ついに菊姫ぶちキレ(笑)
「あなた言いなさいよ!のらりくらりしてないで!その時、世継、世継言わないで!って言っておいてね!3年よ!3年の間顔を見ればまだかまだか言われてきたのよ!」
やはり、殿は奥方の尻にひかれていたようである。
尚且つ、母・仙桃院にも頭が上がらぬようである。
時代は戦国であるが、時が遡ろうとも進もうとも、人の心とはそうは変わらぬもの。
我々は今、「戦国嫁姑問題」をいうレアなケースを考察させられているのであった!!
平成の世に生きる、私からのアドヴァイスを殿に。


サザエさん、見ろ。」


磯野家にフグ田マスオをいう者あり。
その者、気の強い嫁は勿論、義理の親、はては義弟妹までも手玉に取る手練なり。
是非とも、殿には「マスオに見る上級夫テクニック」を学んで頂きたい(笑)
さて、「あなた!私とお母さんどっちが大事なのよ!」と詰め寄る菊姫の気迫に腰が引ける兼続。
「じゃが・・」煮えきらぬ殿にますます、菊姫の怒りはヒートアップである。
てかさ。
菊姫の迫力で流されそうになったけど、3年たってたのね。あなた方(笑)
そして、さりげなく仙桃院の打掛をご覧頂きたい。
髪こそ、未亡人らしく(雑な言い方だな/笑)頭巾で覆っているが、羽織る打掛の煌びやかさである。煌びやかってか、ぶっちゃけゴールドだから、あれ(笑)
赤い着物の姫に対抗して「私だって、まだまだよ!」な気概を感じようものである。
・・・なんで、華姫は同じ姫なのにあんな格好してたんだ?(いまさら)
さて、話を戻そう。
兼続が殿の夫婦喧嘩に巻き込まれている時、直江屋敷でも一発触発状態になっていた。
三成、地雷踏みまくりである。
ようやく殿も上洛を決心し、秀吉と共存を図ろうとなったのに。
三成。
君、本当に何しに来たの。
上田衆、カンカンじゃないか。
三成に話しかける上田衆だが、何故に一組ずつ、順番なのか?
【チキチキ・上田衆!誰が三成を笑わせるかコンテスト!】かと思ったよ。
ポン!
鼓が鳴るたびヒヤヒヤしたが、パパイヤさんの所は笑った。
君が髪型を語るな(爆)
尤も、一番笑ったのはお船の台詞である。
もてなしを無下にする、数々の三成のふるまいに
「無礼な方でございますな。」と呟く女中。
「そうではない。」答えるお船


「正直すぎるのじゃ。」


そりゃ、あなたは「美人」って言われたからね!!!!


めまぐるしいが、再び春日山である。
「懐妊は間違いだった。」とようやく告げる殿。
「そうか・・。」
僭越ながら、言わせて頂けばあの時の仙桃院の表情が秀逸であった。
ふぅう・・と精が抜けていくのが、表情一つで伝わってきた。
流石です。母上。
一騒動あったが、これにて春日山・懐妊騒動は終結である。
後は、三成爆弾に攻撃された痕をどうするかのみである。


ようやく、屋敷に帰ってきた兼続だが、三成は「帰る」と言い出す。
・・・本当に君はめんどうくさいヤツだ(笑)
あと、上田衆。
君らも子供じゃないんだから、不貞腐れるなってば。
ああ、もう、みんなめんどうくさい!!(爆)
どうなることかと、宴を見守っていると


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ご好評にお応えして! 
 


越後名物【どじょっこホイ♪】



今宵限りの復活でございます!!!!! 
 
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わだかまり漂う、宴にてまさに「一肌脱いで」踊りだす兼続。
ぽかーんとする百姓達。
まったく同じ顔でTVを見る私。
三成の相変わらずの物言いで、一時いきり立つ泉沢達だったが、
「よいよい。これでは、どう見ても阿呆じゃ♪」
(・・・・・・・・・・・。)
三成のツンツン顔がかすかながらにも氷解した瞬間である。
その後に続く、百姓のおじさんの「ぶふふふ!」笑い声の相乗効果で、一気に場は和み、上田衆も踊りだす。
ちょっと、ハラハラしたけどね。
「阿呆そろいじゃ!!」
そう言って、三成が杯を叩きつけるんじゃないかとね。


好きな初音は兼続が好きで、美人妻もいて、仲良しも沢山いる。
何より、殿が兼続に頼りきり。
そりゃ、三成も尖るわけである。
しかし、つつがなく話は進み、ついに三成の「デレ」解禁である。
手をとりあい、並び座り、一つの握り飯を半分にして・・・


結婚式かよ!
握り飯は指輪の変わりかよ!
ほら、三成、感激して泣いちゃってるよ!
てか、三成、デレ過ぎだろ!
ツンツンデレじゃないのかよ。
それじゃツンデレデレだよ!!
てか、三成。
君、結局お友達が欲しかった気難しい子的な扱いになっちゃってるけど、いいの!?


以上。
二つに分けて書いた「三成の涙・感想」である。
次話、「真田幸村 参上!」も兼続・お友達シリーズ三成編に続き、大変面白かったのであるが、なにぶん、今夜は殿の素敵祭「ぼくはいつだって、しょうねんのこころをもっているんだよ」の巻であるので、長々と書いていられない。
だから、はしょる(笑)
少しばかりの箇条書きにてすませてしまうのである。


真田幸村 参上!感想】

*幸村。ぐれすぎ。
こんなふてぶてしい人質ってありなのか(笑)
そりゃ「槍盗ったのお前じゃね?」的な扱いされるわ。
君も君で、なんで「俺じゃない!」って言わないの。
「どうせ、俺はいつでもそんな風に思われちまうんだぜ」ってか?
そういうのは「ニコガク」ですませてきなさい。


*幸村の槍を見て、家族が一言
「ああ、ちゃんと十文字槍じゃない。」
おお、そうなのかとふんふん解説を聞いていると、真っ赤な鎧姿の幸村登場
リアル・無双幸村じゃないか(笑)
以後、幸村が「大河ドラマにゲームキャラ出演中」にしか見えず、難儀した次第でござる。


*「実は槍は子供が・・」
史実の泉沢に子供がいたかどうかはおいといて(笑)
賜りものの槍を「これ、もらったはいーけど、嵩張るんだよなー」とその辺に転がしておいたのか、泉沢
子供の手の届く所に置くんじゃない。
てか、上杉家の信条は「義」では?
「やべ!傷つけちゃった!怒られる!バレないうちに治しちゃえ!」
泉沢は家の者たちに、今一度「義」について説く必要があるとみた。


*いずれ、歴戦の勇士と呼ばれるであろう、真田幸村であるが、今の時点ではシスコン。
「姉上より美しいものなどおりませぬ。」
ドのつくシスコンである。
あの不貞腐れっぷりも「姉上の心を弄ぶ憎いヤツ!」兼続への嫉妬と対抗心だったのだろう。
・・・こわっ。
幸村くん、幸村くん。
あのね、豊臣に三成って人がいるんだけどぉ〜、その人あなたの姉上に「俺と一緒にいろ」って口説いてたよ。
てか、あの二人もできてるよぉおお。


*『殿は兼続に甘すぎるでござるの巻』
真田家への援軍である。
結局、兼続の意見に従うんだものなぁ(笑)


*お帰り幸村。
「あれは・・!」って兼続(笑)
あんなデカい人、後ろから見ても「幸村じゃね?」って分かるだろうが(笑)



以上、サックリ感想。
今夜は第23話「愛の兜」である。
ついにアレが出てくるのかと怖いような楽しみなような例のアレである(笑)
なにより、殿の可愛い姿と謙信公、そして「子供店長」改め、再びのちび余六も登場という盛り沢山、間に合うのかよこのペースで関が原&大阪の陣に!の回。
誠に楽しみで仕方ない。
三成、幸村に続いて、7月からはついに「伊達政宗」も登場である。



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