春まで待てぬ

昨日、11月公開の映画「莫逆家族」のクランクイン記事を書かせて頂いた。
北村さんは夏目裕二役。
コミックでのビジュアルは昨日更新分にて貼らせてもらったので、割愛。
又してもざっくばらんに「HOW TO 夏目」させて頂くと、時代設定はちょっと前。
ゆとり世代のかけらもない頃である(映画での時代設定はまだ不明)
やんちゃに改造した二輪や四輪によるチーム・・ああ、もうめんどうくさい。
そう「暴●族」の神又第十九代目・頭。
熱く優しい男であった。主人公の「仲間」=「家族」という考えの原点はこの夏目から授かったもの。
で、ネタバレはまだしない方がいいのかな?と思うので端折ると、「色々あって、星になった」である(笑)
原作コミック登場は2巻から。
ピークが2巻で後はメモリアル的な扱い。ほら、なんたって「伝説の男」ですもの(笑)
今、気になってるのは


出番少なくね?



である。
どのあたりのエピをメインに持ってくるかで、夏目の出番は全く変わってしまう。
そこは何卒宜しくお願い致します、監督。
絶対「いやなにもそこまで」的なスゴイものを北村さんは見せて下さると思うので。
・・・まさか、いまさらヤンキー役を拝見できるとは、長生きはするものである(何)
昨夜はついついその気になって「ヤンキー烈風隊」「ロンタイBABY」なんて見ちゃったし(笑)


【空気すら斬りそうなキックと天使のようなスマイルかましてのハコ乗りは悶えた】


ヤンキー烈風隊・私的レビュー

ハコ乗りとはあんなに優雅だったろうか。蛇行する車のリズムに合わせて金髪ヤンキーが舞っている。下品なほどの色彩のシャコタンがまるで極上の音楽を奏でる楽器にすらみえてきてしまう。何故か。劇中、蛇のような眼で相手を威嚇するくせに、ハコ乗りしている時の北村さんは満開の笑顔だからだ。それはまるで初めて自転車を与えられた少年のような喜びに溢れた顔だ。あそこまでゴキゲンに乗られたら、道交法だって吹き飛ぶ(笑)他のヤンキーが実は必死に車体にすがっているのに、北村さんはうっかりすると両手を離している。
もはや、シャコタンは北村親衛隊長の愛馬となっている。「キレたら何をしでかすか分からない」と言われている男の心を唯一癒すのが、名馬シャコタン紅蓮号(勝手に命名)だった。
物々しいわりには線の細い総長にかわり、戦闘場面では煌々たる光を背負いながら登場する。
キレた眼が今から思う存分喧嘩できるぜ、とキラキラしている。にやりと笑う口元は獲物を前にした猛獣と同じ形だ。「待ってました!!」と掛け声が入らないのが不思議なくらいの登場だ。さあさあ、今からやってくれるのね、とそわそわしていた体が固まった。
人はあまりに驚くと石になる。
なんだ、あの蹴りは。シュッと空気が斬れている。プロのダンサーだってあんなに高く足は上げられない。高得点間違い無しの三回転ジャンプかと見間違えるほど軸の通った回し蹴り、飛び蹴りが炸裂する。速い、速すぎる。あの場面だけ時間軸さえ狂ってしまっている。
よけるな!主人公!よけられるわけないだろう!!天下の北村キックだぞ!北村さんの体の中には大きなバネが内蔵されているに違いない。跳ねる、しなう、そして舞う。
あまりに他の人たちとのステージLvの違いに親衛隊長アゲインとなるラスト・シーン。
・・・・・やっぱりハコ乗り好きなのね♪


【役柄は・・色男。そうそれ以外なんと言えばいいのか。スケコマシではない色男これでキマリだろう/笑】


ロンタイBABY 私的レビュー

映画冒頭のいきなりのスケバン達の出現に早くも「体質に合わない・・」と逃げ腰になった。しかもかの君(北村 康)はなかなかご登場しない。HEROの出現は遅いのである。

かの君は期待通りの「キレ感」を纏いながらのご登場だった。
初登場場面は台詞なしキックあり(拍手)。まぁ、そう焦らずに・・といわんばかりに部分々だけゆっくり映る。「早く!顔を映してくれ〜っ!」と焦れた悲鳴をききつけたかのように、やっと御顔が拝める(笑)
もう、「ぶしーっ!!(何か出ちゃった音)」である。リーゼント、革ジャン、翳り。よくある『不良』という奴をそのままそっくり具現化している。そうか、こうなりたくてみんなああいう格好をするんだね、皆、北村 康演じるこの姿に憧れたんだね、とファンは思うべし(笑)
「落とし前はどうつけるんだ。」と、凄むヘッドになんの釈明もせず、下手を打った自分の部下を無言でキックする。無表情にキックしまくる。言いだしっぺのヘッドが「もう、いい!!」と焦って止めるほどのキレた奴なのである。
この映画、油断できない。何故なら「あ〜もう出ないのかなぁ・・。」と思う頃、出てくるのだから。「今回もキレた不良の役か。」と思っていたらとんでもない。さらに『滅茶苦茶女にモテル』というオプション付きなのである。
ヘッドの妹、ヒロインの友人の女の子の元・彼。一年半ぶりに現れて当然のようにモトサヤしようとする。モテ男故の自信がある為か総じて強引。
「別れちまえよ。」「つれなくすんなよ。」等々。それだけでは無い。怒る元・彼女の胸にいきなり手を差し入れ、あっというまにうやむやにする程の高等テクまでお持ちだった(笑)
北村 一輝(康)伝家の宝刀、『眩しげな顔&背後から抱きしめ』攻撃も発動中。
ヒールかと思いきや「あら・・。」な事もしてくれるので、最後まで頑張って見てみよう(笑)



てか、今度の映画はどうなるのか。
またあの華麗なるハコ乗りするのか?北村さん。
絶対「ええ笑顔」で身体乗り出すんだろうなぁ(脳内再生余裕でした)


さて、他にも出演情報あり。


昨年「激重」ながら「久々の北村さん」映像をご覧になったのを覚えているだろうか。
丁度あの頃、「何故今行った?」的な時期に上海等へ行かれていた北村さんの出演映画「激速天使」今夏公開である。
こちらは中国・日本・韓国合作のカーレースを主とした映画。
カーレース顧問も入っているので、見所はそこかも。
熱い男のバトル!を想像してると「あれ?」となるのでそこはご注意である。
時期が迫りましたらこちらもまた詳しく書かせて頂きたい。

そして、「撃つ薔薇」「その時までサヨナラ」に続き再びWOWOWドラマに登場である。

4/3 WOWOW 「引き継ぎ」

内容はこんな感じ(てか、ずばりタイトルが語っている/笑)
「 三ツ鐘署刑事課・盗犯一係の尾花(北村一輝)と荻野(岡田義徳)は若い泥棒の野々村を追っていた。ある日、管内で空き巣事件が起きる。事件現場を調べた尾花は、野々村ではなく伝説の空き巣・岩政(大杉漣)の犯行ではないかと疑う。父・敬三から引き継いだノートに書かれた岩政の手口に似ていたからだ。敬三は岩政を逮捕した経験があり、それを詳しく書き残していた。岩政に狙いをつけ捜査を進める尾花だったが、盗犯二係のライバル・有坂(津田寛治)も同様に岩政を追っていた」
お。大杉さんとまた共演?
うぉ津田さんとまたライバル役か!とかまたしても膨らむ、妄想☆である。

【北村さんの主演ドラマ「引き継ぎ」も収録の短編集】