大奥〜華の乱〜最終話

大奥、終わってしまった・・・・。
柄にも無く、泣きに泣いてしまって瞼が腫れてしまった。

色々と感想があるので、箇条書きに。(泣けた&大騒ぎした場面)




【安子!!!何て事を!!】


大奥全編にて、あまり感情の起伏をあらわにしなかった安子様だが、ついに最終回にて大爆発した。
懐に短剣忍ばせ、柳沢様を殺す気満々。そういえば、この方、最初の頃上様を殺そうとしていた。腹に溜め込むタイプはいきなりキレるから恐ろしい。
しかし「やったるで〜、憎き柳沢のタマ取ったるで〜〜」と、チラリチラリと刀を見せる辺りが素人(何)。あっさり上様に企みを気取られる。
しかし、気取った筈の上様が、「安子可愛や v」でさらにやってくれる。
終盤、CM前に「衝撃のクライマックス!!」と、煽られ、「一体何が!?」と、時計を見れば残り15分。
「終わるのかよ、間に合うのかよ〜〜!?」
と、居ても立ってもいられず、ついには中腰でTV前に陣取る。
そして、『想定の範囲外』の出来事が。


安子!お前のせいでっ!!!


ドリフのコント並の出来事が目の前に起こりました。
「成住様の仇ッ!」
と、柳沢様に斬りこむ安子様。
「おっと〜〜!!」
と、身をかわし、逆に「お前、ウゼー」と、短剣を奪おうとする柳沢様。
「吉保っ!!」
止めに入る上様の左胸に柳沢様の握った短剣がプスー。




安子〜〜〜〜っ!!!!!!




何て事をしてくれたんだ!!!




誰がここでベタなコントで落せって言った!?



流石の柳沢様もこんなオチとは思わず、



「ええ〜〜〜?俺〜〜!?」




と、驚愕のお顔。
あまりの驚きの為にか、全編に渡る氷のような仮面をポトッ・・と外される。
「あわわわ・・・・俺のせい!?」
と呆然とする柳沢様を尻目に、天下人の由縁か心臓刺されても、魅惑のタニショーボイスで語る上様。
「生まれ変わったら夫婦になりたい・・・」
「花になりたい・・。」
と、おさじを急いで呼べば助かるんじゃないかと思うくらいの驚異の生命力を見せる上様。
音羽どのに目撃されて(上様ってば!!)、窮地に立たされる柳沢様にとどめの一言。
「吉里を将軍候補から外した。」
策略に策略を重ねてきた柳沢様が、最後の最後に策に斬られた。
「・・・・・・ッ。」
と、敗北に塗れて膝を折る柳沢様があまりにも忍びなく
「安子っ!!お前がそんな事するからだ〜!!」
と、手が届くのなら首がもげるほど、安子様の肩を揺さぶりたい思いに駆られる。
さらには、柳沢様に「上様を追って、腹を切れ!!」と凄む音羽どのにも「こらこら!!何を言い出すんだ!!」と、罵声を浴びせる。(・・ゴメン)
この場面、幾度も命を奪われそうになった柳沢様に、TV前で「死なないよね?死なないよね!?」と、自分自身に問いかけるワタシ。
本当にヒヤヒヤさせられた。
(尤も、幾度死んでも甦るんですけどね、北村さんは/笑)
「生きて・・・生きて償って貰います。」
武士の妻だからこそ知っている、一番辛い仕打ちを言った安子様。思う所あるが、お陰で哀しみに溢れる『北村一輝・必殺哀愁 アイ・ビーム/おなごの腰がもうメロメロ』が見れたので許す。(笑)



【でかしたぞ!成住!!】

大奥〜華の乱〜初めての殺陣。
最後に意地を見せた成住と戦う柳沢様。
・・・・・男前だ。にやり・・・と企む柳沢様も美しいがやはり闘争心むき出しの柳沢様は良い。
うん、よくやった!成住。
お陰で色々な柳沢様を見ることが出来た。安心して成仏してくれ(・・・・ゴメンてば)
染子亡き後、柳沢様は新たな側室をお持ちにならなかったのだろうか。身の回りを世話するおなごはいなかったのか。
流石の柳沢様も成住を殺した後は気が昂ぶっていたのか、安子にチラ・・・と敵意を見せた廊下の場面。
足袋に血がついているとは憎い演出だ。
・・・・・・誰か気がつかなかったのか、その前に。お出掛け前に点検してやってくれ!柳沢様の家来衆達!!



【やっぱり染子ちゃんは可愛いなぁ】

上様が亡くなられ、生きる目標としていた『野望』を失い、事実上隠居となった柳沢様。
縁台で座り込む場面では10も老けた様に見えて、次回SPでのさらなる老いぶりを想像させた。
まさか、あそこでもう一回染子ちゃんが出てくるとは・・・・!!
前回の染子ちゃんと柳沢様の場面で絞りきるほど泣いた筈なのに




又、泣いちゃったじゃないか!!


真っ白に燃え尽きたような柳沢様にそっと目隠しする染子ちゃん・・。
反則だ〜〜!!


「殿・・」
と、にっこりいつものPLAYをする染子ちゃん。
「・・・染子!」
・・・・・駄目だ。思い出しただけで眼がウルウル・・し始めてしまった。
あそこで柳沢様は泣かずに、笑う。「染子♪」と口元を綻ばせる。
切なすぎるじゃないか!
染子ちゃん、戻ってきてやってくれないか!(無理)
染子が肌身離さず持っていた虎の印籠を従えて、染子の晴れ着が飾られていた。

・・・・・どうしてこうなっちゃったのかな・・・柳沢様。こんなつもりじゃなかったのにね。

画面で嗚咽を漏らす柳沢様に向って、えぐえぐ・・と泣きながら、そう語りかけてしまった。
こんなに泣いたのは「昭和のいのち」の梅ちゃん以来だった。

そして、泣きながら【安子!!何て事を!!】と、又しても思考がループするのであった。