嫌われ松子第五章

一晩おいてもまだ、ご乱心中ゆえ、今回の日記も長いです。
よくもこうツラツラと書けるものだと呆れられていることでしょう。
すみません。
マジ赤木に惚れたかもしれぬ。




松子が困った時に現れるのは、正義のヒーロー仮面ライダーではなく、愛の戦士☆赤木なのだ。
ちなみにこの戦士、夜と同じ色のコートをまとっているんである。防具は金のごっつい指輪。武器はランチャーミサイルを勝る破壊力の「睫毛バサバサ・アイビーム」である。
「腹減っちゃって♪」なんて、甲高い声でニコニコ話していたのはちょっと前だったはず。
が、愛しい松子の前に前に現れたのは「ど、どちらさん!?」とひっくり返るほど、昭和男の戦闘服でキメた赤木だったのだ。


実は今回の松子のStory、まだよくわかっていない。赤木の衝撃でなんも覚えておらぬ。
「なんじゃこりゃ!?」
まさか、今回に限ってOA時間がズレたとは知らず、延々と「コウラク」の長台詞を聞いてしまった(初めて見たよ、あのドラマ)
「おっかしいなー、後5分でこのドラマ終わるの?」
どうやって、あと3分でこの姉妹喧嘩をおさめるのだ?と、首をかしげていたら、22時になっても真っ赤な薔薇のタイトルコールが始まらぬ。
ここで、ようやく「ああ。前番組が延長したのか。」と気がついた(普段TV見ないものでそこまで気が回らなかった)
15分おしで、ようやく「哀愁の赤木」の回が始まった。
だがしかし。
まてや、コラ。
なかなか北村さんが出てこないんである。
「島津」も良い役者さんなんであるが、なにせ「X星人・赤木(FROM北海道だよ、異星じゃないよ)」「萌えきゅん・漁師の赤木(たまにはこんな俺もいいだろ?)」「最終兵器・赤木(後ろからでも俺の眼力感じるだろ?)」
を前日から、ワクワクと待っていたので、何もかもじれったくて仕方ない(ゴメン)
玉川上水あたりでは、「あーはいはい。水嵩無いから死ねないよ!サクサク進んでね!」と松子の背後から、手をパンパン打ち鳴らしてしまいそうだった(ほんとゴメン)
どうにもこうにも焦らされていたら、北海道の文字が画面に出る。これは、いきなり赤木を出して失神しない為の予防的文字ですか。
それとも、これを合図に「赤木キター!」とTV前にズザザザ・・とにじり寄れ、という合図ですか。
赤木IN漁港。
捻ってる!タオルを!
研ちゃんの大好きな赤のヤッケ着てる!
なんだか知らんが、長いのはいてる!(コラ)
足長い!!!(うっとり)
早い話が、萌えた。
手袋をパパンッ!と弾きながらの「腹減っちゃって・・」の声のトーンに、私の声も裏返る「キャ〜〜〜!!」
いやはや、なんというご馳走なのだろう。
あのまま、黙々と赤木が網の手入れをしてる映像を30分流されても全く問題ない。嬉々として鑑賞するであろう。
くそう〜〜夜の赤木も良いけれど、こっちの赤木も捨てがたいぜ!
いかん、いかん。赤木は松子のような愛らしい女性が好きなのだ。乙女の心で見なければならぬ。
さて、「漁師姿・・・いいなぁ・・。」とぽわわん〜〜としているヒマはない。
「あの公衆電話、触りに行きたい。」など、怖い考えもしてはならぬ。
「これだけでいいのか?そうじゃないだろ?」
あまりの危険な姿ゆえ、次に赤木は靴先からご登場した。
ポカーン。
つい、先ほど「乙女!乙女!」と自分に命じたはずなのに、そんな事は瞬時に忘れた。もう私は「パブロフの犬」状態である。赤木を見ると口が開く。もしかしたら、ちびっと涎がでていたかも知れぬ。
「うわ、うわ、うわあ・・。」
ご覧になった方に、あの時の赤木の詳細を今更いうのは無粋であろう。
帰ってきたよ!夜の研ちゃんが!
松子が語る間、赤木はじっと考えていたのでは無い。
艶エネルギーを充填していたんである。
そう、ぎゅっ・・・と背後から松子を抱きしめるために。
松子がすっぽりと赤木に包まれている。松子が小柄なお陰で、北村さんの切ない表情がくっきり見える。
正直に言おう。
若干、斜めに赤木の顔が画面に映っていたため、それを見る私の顔も斜めになった(そのほうが、より臨場感が増すんだってば!)
この場面、既に5回ほど見たのだが、そのたびに「睫毛、濃っ!」「口元がいやらしい・・。」「瞳がBuleに見える・・。」「爪綺麗〜〜」と各パーツに焦点が合ってしまうため、未だ北村さんの全体の表情が把握できていない。
「俺と一緒に逃げようぜ。」
もう、このあたりで胸が一杯になって、「はい!行きます!」と答えることもできなくなっていた(重症です)
しかし、松子は北村一輝・最終奥儀をもってしても、陥落せず!
わからん!松子!何故、赤木と行かんのだ!?
赤木に故郷があるからか?しかし、赤木は二人で逃げようと行ってくれたではないか。それは松子と同じく「故郷」を捨てるという事だろう?
赤木が「雪乃」と呼ぶからか?行き当たりばったりの松子がそこに拘るのか?



まさか、
もしや、
いや、そんな・・・
もしかして、松子ちゃん。
濃い顔が苦手なのか?



そ、そんなぁ〜〜〜〜!
教会にて、あんな女冥利に尽きるほどの熱烈な眼差しで赤木に見つめられても堕ちぬ理由はそれか!?
松子ちゃん、私はあの眼を見て潤ませたよ、目も心も!
さてさて、来週から赤木はしばし消える。
後半には一体どんな赤木が拝めるか・・昨夜の極上品を上回る赤木を期待したい。
・・・・・・・ああ、しばらく赤木に会えないかと思うと寂しい。
と、こんな心の隙間を埋めてもあまる、どえらいNEW・北村が見参した。
劇場版・大奥がいつのまにか更新されていたんである。
「出てなかったらどうしよう・・。」
期待半分、怖さ半分で予告スポットを見た。
ちょ、ちょ・・・と!
とんでもないものを出してるよ、北村さんは。わずか1秒あるかないかのショットながら、禁断の流し目を見せてくれちゃってるのだ!
私は「濃い顔」プラスイタリアン風味が好きである。
好きな俳優はJ・トラボルタ、A・ガルシアと言えば伝わるだろうか。あえて、意識はしてなかったが、北村さんもそのジャンルなのだろう・・と思っていた。
しかし、今回の大奥の姿は、まごうことなき、江戸前であった。
よし、前売りを買いに行こう。
あの姿見られるのなら、たとえそれが1分程度でも悔い無し!